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便潜血検査の上手な方法を伝授します!

 
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大腸がんの検査といえば、便潜血検査です。この検査は便に血が混ざっていないかどうかを調べる検査で、大腸がんの早期発見には有用な検査になります。

しかし、いきなり病院で「便を出してください」といわれても、そう簡単に出るものではありません。普通は後日提出するようになりますが、この便の取り方には「コツ」が必要となります。

それでは、どのように自分の便を採取したら良いのでしょうか?

便潜血検査について

病院でも検診でもそうですが便検査の容器と説明書をもらえると思いますので、その通りにすればよいのですが若干の「コツ」を説明させていただきます。

実際の便の取り方について

これは私も色々自分で試してみましたが、一番失敗する確率が低い方法は自分で便をつかむやり方です。

「え~汚い」って声が聞こえてきそうですが、便座の前の方に座るや便座の反対方向に座る、トイレットペーパーを引くなどのやり方よりも絶対にお勧めです。

トイレットペーパーを何重にも重ねて、自分の手でつかんでください。自分の便ですし、後で手をキチンと洗えば汚くありません。

取った便を容器に移す方法について

便容器の中に綿棒が入っていてこの綿棒に便をまんべんなくこすりつけますが、便の1か所だけでなくあらゆるところをこすりつけてください。注意点は便の表面をこすりつけるのであって、綿棒で便を突き刺してはいけません。

これはどういうことかと言うと、便に血が混ぜっているのは中ではなく表面です。便が腸を通過する時にがんの部分に引っかかって血がでますが、その血は便の表面につくからです。

また、綿棒につける便の量は少なすぎても多すぎても検出感度が落ちますので、説明書の量をキチンと厳守してください。

便の保存方法について

もらえる容器は棒状(スティック型)の保存液が入ったもので、施設により使用しているもので若干の違いはありますが7日程度は保存できるようになっています。

採取して保存する場合には、冷暗所(できるだけ温度が低く日の当たらないところ)に保存してください。

一番のお勧めは冷蔵庫で何重にもビニール袋に包めばそんなに汚くないと思いますが、便を冷蔵庫になんか保存するのは汚いと思われる方は可能な限り早めに提出することをお勧めいたします。

便潜血検査の信頼性は?

通常 2日間の便を検査する2日法が有用とされています。便潜血検査を受けるだけで、 大腸がんの死亡率は60~80%下がることが証明されています。40歳以上の方は年1回の大腸がん検診を受けることお勧めいたします。

また、検査の結果で便潜血検査(+)=大腸がんではありませんし、反対に便潜血検査(-)=大腸がんではないともいえませんので注意は必要です。

便潜血検査が陽性になる病気は大腸がんだけではありませんし、便潜血検査が陰性でも検査の検出感度や大腸がんの状態により陰性になることもあります。つまり、何の検査でもそうですが100%ではないということです。

私からのメッセージ

大腸がんはかなり進行しないと症状が出にくいので、早期発見するためには便潜血が有用であることが証明されています。

日本の検診受診率は25%と非常に低いのが問題と言われていますが、大腸がんは早期発見により治癒できる癌ですので、毎年1回の検診を受けて早期発見をお願いいたします。

早期発見、早期治療で入院期間も短くてすみますし、費用も安く抑えることもできます。

まとめ

便は自分の手でつかむ方法が一番失敗する確率が少ない方法です。

便を採取する際には便の表面をまんべんなく綿棒にこすりつけて、保存は可能であるならば冷蔵庫に保存してください。そして、早めに提出してください。

1年に1回は便潜血検査をして、早期発見、早期治療で大腸がんを完治させましょう。

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