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歯周病と糖尿病には意外な関係があった⁉

2018/11/10
 
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歯周病いわゆる歯槽膿漏とは、歯の周囲の歯肉などの組織に細菌が感染し、歯肉(歯ぐき)が腫れたり出血したりして最終的には歯が抜けてしまう歯の感染症の病気です。

歯周病の初期には自覚症状がほとんどありませんが、実際には日本人の80%が歯周病にかかっているといわれています。

歯周病と糖尿病の関係とは?

歯周病は以前から糖尿病と何らかの関係があるといわれていましたが、最近になって糖尿病の人はそうでない人に比べて歯周病にかかっている人が多い、という調査報告が複数報告されています。

原因について詳しいことはわかっていませんが、糖尿病の人は体の抵抗力が低下していて感染症にかかりやすかったり、血糖値が高いと細菌が繁殖されやすいのではないかと考えられています。

また最近の研究では、歯周病になることによって糖尿病の症状が悪化するという逆の報告もされています。

そのため歯周病と糖尿病は、相互に悪影響を及ぼしあっている可能性が高いと考えはじめられています。

肥満の人と歯周病の関係とは?

これに関連して、糖尿病の前段階の肥満の人にも歯周病が多いということがわかっています。

肥満の人の内臓脂肪からは炎症反応を活発化させる物質が多く分泌されています。肥満の人の体の中は常に炎症状態にあると考えられており、このような状況で何らかの感染症が加わると、体の中の炎症反応がさらに悪化します。

歯周病も感染症ですから、歯周病菌により体の中の炎症反応がいっそう悪化するというわけです。それに加えて、歯周病菌は血液中に多量の毒素をまき散らし、これが血糖値にも悪い影響を及ぼします。

この毒素は、血糖値を下げるホルモン、いわゆるインスリンの働きを間接的に低下させてしまいます。

インスリンの働きが悪くなると、血糖値が下がりにくくなります。つまり歯周病も肥満も血糖値のコントロールを悪化させて結果的に糖尿病の発症につながる要因になると考えられています。

歯周病菌を退治できる?

では、歯周病菌をやっつければいいんだなと思われるかもしれませんが、残念のことに歯周病菌に効くお薬は今のところありません。

また、現在行われている歯周病の治療とは、実は歯周病の進行を抑えることしかできないのが現状です。

歯周病の進行を抑えるためには、毎日の歯磨きや口腔ケアが重要です。しかし、口の中は狭くて複雑で、歯周病菌の棲家である歯と歯肉に間、いわゆる歯周ポケットまでを完璧に綺麗にすることは非常に困難なことなのです。

終わりに

可能であるならば、半年に一度は近くの歯医者さんに行かれてお口の中の手入れをされることをお勧めいたします。これは、一般にいわれる歯科検診とは違いますので注意してください。

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