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心筋梗塞は時間との勝負で予後に違いがでる?

 
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あなたの心臓は大丈夫でしょうか?

ひと言に心臓といっても、あまり心臓のことを知らないのではないでしょうか?

心臓は筋肉からできていて、その筋肉を心筋といいます。この心筋が心臓を動かしているのですが、心筋が上手に動くためには栄養が必要になり、冠動脈と呼ばれる血管から栄養をもらっています。

その栄養とは酸素のことで、左側に左冠動脈の「前下行枝」と「回旋枝」の2本あり、右側には右冠動脈があり、これらの血管が心筋に酸素を与えています。

狭心症という病気を聞いたことがあると思いますが、この冠動脈の血管が硬くなったり狭くなったりして心筋に酸素を十分に与えることができなくなり、冠動脈が詰まって心筋梗塞を起こします。

一般的にこれらの病気を虚血性心疾患といいます。

虚血性心疾患の原因は何か?

虚血性心疾患の原因の多くは冠動脈の動脈硬化で、動脈硬化は年齢と共に進行していきます。

この他にも高血圧や高脂血症、糖尿病、喫煙、肥満、遺伝などが動脈硬化を進める原因といわれています。

 虚血性心疾患の症状について

狭心症発作の一番の症状は、前胸部を中心とした胸がしめつけられるような不快感と圧迫感です。

人により発作の違いがありますが、冷や汗、左腕のしびれ、のどがつまるような感じ、奥歯が痛むなどがあるようです。

また、高齢者や糖尿病の人は動悸や息切れのみが出現して胸の痛みを感じないことが多いようです。

これらの症状は安静にしていれば15分以内でほとんどの方が治りますが、激しい痛みが30分以上続く場合には要注意で心筋梗塞を疑う必要があります。

今までは異常がなかったが2~3日前から症状が出てきたや、今までより軽い運動などで症状が出てきたといった場合には病気が進行している可能性が高いので早めに病院に行くことをお勧めいたします。

虚血性心疾患の検査には何がある?

虚血性心疾患の検査にはどのような検査があるのでしょうか?

心臓超音波検査について

心臓超音波検査は、いわゆる心エコーといわれているものです。左側を下にして横向きに寝て超音波で心臓を検査します。痛みなどはなく15分ほどで終了します。

トレッドミル運動負荷検査について

トレッドミル運動負荷検査は、ベルトコンベヤーの上で歩いたり走ったりしている間に心電図を記録してその変化を診る検査になります。心電図変化や胸痛等の症状の出現の有無により狭心症の可能性を評価します。

この検査も痛みはありませんが、人により運動をしますのできついと思われる方がいます。また、当日は運動ができる服装やタオルを持参した方がよいです。

ホルター心電図について

ホルター心電図は、24時間心電図が記録できる小さな器械を装着して心電図の変化や不整脈がでていないかを診る検査になります。

痛みはありませんが、その日はお風呂には入れません。また、電極と呼ばれるものをピッタリと取り付けますので、皮膚がかぶれたりすることもあります。

冠動脈CT検査について

冠動脈の狭窄(詰まっていないか)の評価目的で行われます。

心臓カテーテル検査(冠動脈造影検査)について

虚血性心疾患の最終検査になり、診断を行う場合にする検査になります。冠動脈に造影剤を注入して、冠動脈の詰まっている箇所や狭くなっている箇所を直接診ることができます。

虚血性心疾患の治療について

虚血性心疾患の治療は、以下のようになります。

薬物療法について

血管拡張剤や心筋が酸素を使う量を減らすお薬、動脈硬化で血管にコレステロールが沈着して血栓と呼ばれる血液の塊ができないように抗血小板剤を使用して血液をサラサラにします。

外科療法について

狭くなった血管とは別に、血液が流れ道を作る冠動脈バイパス術(CABG)とよばれる手術を行います。

カテーテル治療法(冠動脈形成術)について

カテーテルによって狭くなった血管を広げ血流を再開させます。カテーテル治療法には、バルーン療法とステント療法というものがあります。

まとめ

急性心筋梗塞は年間約25万人が発症し、少なくとも14%以上が病院以外で主に重大な不整脈によって心肺停止状態となる非常に危険な疾患です。

心筋梗塞は時間との勝負であり、可能な限り早期に再灌流療法(さいかんりゅうりょうほう:詰まった血管を開通させる治療法)を行うことでその後の予後が大きく異なってきます。

気になる症状がある方は、早めに病院へ行くことをお勧めいたします。

 

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