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1個のインフルエンザウイルスは1日で100万個に増殖するって?

 
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今年ももうすぐインフルエンザの季節がやってきますが、今年の流行は個人的には早まるような気がしています。

なぜなら、ある県ではすでに学級閉鎖が起こっているからです。

前回、「インフルエンザワクチン」のことをお伝えしましたが、流行の前に今一度、インフルエンザについてお勉強してみませんか?

そこのあなた、去年かかったから今年は大丈夫って思っていませんか?

インフルエンザは、終身免疫(その名の通り、一度ある感染症にかかると免疫ができて二度とその感染症にはかからない)ではないので毎年かかる人はかかります。

そのため、インフルエンザについて正しい知識を持って流行期に備えましょう。

インフルエンザについて

インフルエンザは体内にインフルエンザウイルスが入り込み、発熱や筋肉痛、咳、頭痛などの全身症状を主とした気道感染症です。

インフルエンザワクチンの接種によりその症状を抑えることができ、普通の風邪と違って感染力が強く11月~3月ぐらいに大流行するのが一般的です。

インフルエンザウイルスの感染経路は?

インフルエンザの感染経路には2つあります。

1つが「飛沫感染:ひまつかんせん」といわれるもので、インフルエンザに感染している人が咳やくしゃみをした時に口から出たしぶきを第三者が吸い込むことによって感染してしまいます。

2つ目が、接触感染でインフルエンザに感染した人のウイルスが手すりやつり革、ドアノブなどに付着して、第三者がそれらに触れて自分の口や鼻、眼に触れることで感染してしまいます。

潜伏期間はどんだけ~?

潜伏期間は、インフルエンザウイルスに感染してインフルエンザを発症するまでの期間で、1日~4日とされ平均して2日ぐらいです。

インフルエンザを発症した人が他人にうつす危険性がある期間は、発症する1日前から発症後7日とされ、特に一番感染させやすいのは発症後3日目とされています。

治療について

皆さんもご存知の通り抗インフルエンザ薬での治療となりますが、内服と吸入があり年齢や状態、施設などにより使い分けられますが、現在は吸入が多いと思われます。

この抗インフルエンザ薬は、インフルエンザウイルスに感染して48時間移行の投与になると効果がうすれてきますので、流行時期に風邪症状があれば早めの受診がインフルエンザを軽くするポイントになります。

また、勘違いしやすいのは抗インフルエンザ薬は発症を抑えるのではありません。体内に入り込んだインフルエンザウイルスの増殖を抑えて、症状を軽くしたりウイルスの排出期間を短縮するために使われます。

ちなみに、1個のウイルスは8時間で100個に、1日で100万個に増殖してしまいます。

また、普通は5日ほどで良くなりますが、「咳エチケット」を引き続きしてください。「咳エチケット」とは、咳やくしゃみをする時に手で口を覆ったりすることです。

ワクチンの効果はどんだけ~?

インフルエンザの予防といえばワクチン接種ですが、現在はA型B型混合の4価ワクチンというものが使用されています。

このワクチンの効果は、接種してから2週間~5カ月といわれていますので、流行する前に接種しておく必要があります。

前回も言いましたが、ワクチ接種でインフルエンザを完全に防ぐことはできませんが、感染後の症状を軽くして重症化させないように予防する効果はあります。

ワクチン以外の予防策は?

手指衛生を行う

ワクチン以外の予防といえば、何と言っても手をよく洗うことです。また、アルコール手指消毒剤もお勧めですが、有効期限の勘違いが多いということです。

有効期限とは、開封しないでそのまま置いた状態の期間のことですので、開封したらできるだけ早めにに使いきることがポイントになります。

人混みをさける

流行期には可能なだけ人混みをさけてください。人混みに行く時にはマスクをしてください。このマスクもただすればいいのではなく、しっかりと鼻と口を覆ってください。

特に一般の方はマスクの着用方法がヘタだと思います。マスクは隙間ができないように、鼻にフィットするように手で押さえてあごを完全に覆うようにつけてください。

湿度を保つ

インフルエンザウイルスは湿度30~40%を好みますので、お部屋の湿度を50~80%に保って乾燥させないようにしましょう。

体力や抵抗力をつける

日頃からバランスの良い食事や十分な睡眠などで、体力をつけて抵抗力を高めましょう。

うがいには効果がない?

うがいは本当に効果はないのでしょうか?

このうがいは、手洗いのようなウイルスを取り除く効果はありません。しかし、口腔内や咽頭を乾燥から防ぎ細菌やウイルスが入り込みにくくする効果はあります。

まとめ

  • インフルエンザは終身免疫ではなく、かかる人は毎年かかります。
  • インフルエンザには飛沫感染と接触感染があります。
  • 潜伏期間は2日ぐらいで、発症後3日目が一番感染力が強いです。
  • ワクチンの効果は2週間~5カ月です。
  • 予防は手洗いが一番効果的です。
  • マスクは隙間がないようにしっかりとつける。
  • 部屋の湿度を50~80%にして乾燥させないようにする。
  • うがいにはウイルスを取り除く効果はありません。

というわけで、早めのワクチン接種をして体調管理には十分注意して、風邪の症状があれば早めの受診をお勧めいたします。

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