あなたの笑顔と健康のために臨床検査技師(検査のプロ)が医療に関することをお届けいたします

高血圧には塩分6g未満で挑戦するとは?

2018/10/21
 
スポンサーリンク
スポンサーリンク スポンサーリンク
この記事を書いている人 - WRITER -
あなたの笑顔と健康のため検査のプロがお届けしています。 このブログは、医師・看護師・管理栄養士・診療放射線技師などから助言をいただきながら運営しています。
詳しいプロフィールはこちら

皆さん、血圧に気を付けていますか?

高血圧は脳卒中や心臓血管疾患の大きな危険因子ということをご存知でしょうか?

高血圧と国民病とは?

2010年の国民健康栄養調査によると30歳以上の日本人男性の60%、 女性の45%が高血圧ということが示されています。

過去の疫学研究から、試算すると心疾患や脳卒中による年間に亡くなる人は10万人と推定されます。

そのため高血圧症はいまや国民の死因の最重要危険因子の 1つであり 、国民全体で取り組んでいかなければならない国民病なのです。

どうして高血圧の治療が必要なのでしょうか?

どうして、高血圧の治療を行うのでしょうか?

ほとんどの人は、高血圧だからといっても症状を伴いません。

また、私たちは普段緊張や不安、運動などを行う際に一時的に血圧は上昇していますが、問題はないのでしょうか?

生活習慣病などがなく、一時的な血圧上昇であれば収 縮期の血圧が200mmHgを超えても心配入りません。

しかし、血圧がいつも高い方は要注意です。長期にわたり 、高血圧の状態が続くことによって脳卒中や心 臓、血管がいじめられて、動脈硬化も高血圧がない方よりも早く進行してしまいます。

高血圧治療の短期的な目標は、病院の外来での収縮期血圧を140mmHg以 下、拡張期血圧を90mmHg以下に 、家庭での血圧は収縮期血圧を135mmHg以下、拡張期血圧を85mmHg以下にさせることが重要です。

補足として、糖尿病や慢性腎臓病などの方はより厳格に血圧を低下させる必要があります。

長期的な治療目標は血圧をコントロールすることによって高血圧による脳卒中や心血管疾患の予防することなのです。

ご家庭での血圧測定の重要性について

診察時に毎回血圧を測定しているのに、なぜ家でも 血圧を測らないといけないのでしょうか?

それは、家庭血圧が診察室血圧よりも寿命(予後)に相関するとい うことが疫学研究で分かったからです。

現在は診察室血圧と家庭血圧の両者で血圧差が認められる場合は、家庭血圧の診断を優先させて治療を行うという流れになっています。

白衣高血圧と仮面高血圧について

白衣高血圧仮面高血圧という言葉を聞いたことがある方も多いと思います。

白衣高血圧とは、家庭では血圧が低いのに診察時のみ血圧が高い方のことをいいます。また、仮面高血圧は診察時には血圧は低いのですが、家庭では血圧が高い方のことをいいます。

ご家庭での血圧測定について

家庭で血圧測定をすることは、脳卒中や心筋梗塞の引き金になる早朝高血圧の見逃しも少なくなりますのでとても有用です。

家庭での血圧測定方法

家庭での血圧測定においては、上腕で測るタイプの血圧計がより正確とされて推奨されています。

  1. 腕帯が心臓の高さに来るように、枕などを用いて高さを調整します。
  2. 1度の測定機会に原則2回測定し、その平均値をとりま す。(測定が1回 の場合はその血圧値を使用します)
  3. 朝は起床後1時間以内の排尿後でお食事や内服薬を飲む 前に、12分座って安静にした後に測定します。
  4. 夜は就床前に12分座って安静にした後に測定します。
  5. 血圧はできれば毎日測定・記録することが望ましいです が、多忙な時は測定出来ない日も当然あると思いますが、神 経質にならず血圧測定が出来るときに行い、長続きさせることが大切です。

高血圧の予防方法について

高血圧症は、主に生活習慣により発症する病気です。

高血圧の予防には生活習慣の改善が必要となりますの で、 日々の努力の積み重ねが大切です。

塩分の摂り過ぎは、高血圧の原因になります。塩分は、1日6g未満を目標にして極力塩分を遠ざけるようにしましょう。

また、ほうれん草などの緑黄色野菜や果物、きのこ類や海藻などのビタミンや ミネラル、食物線維が豊富な食材を積極的に摂取するようにしま しょう。

まとめ

最後に健康診断で高血圧を指摘されたり、家庭での高血圧 の予防を行っても上手くいかなかったり、家庭血圧をつけると血圧が高くて不安になったりする場合には医療機関にご相談されることをお勧めいたします。

高血圧の原因は生活習慣病がもとになっている場合が多いですが、それ以外が原因である場合もあります。

まずは自分の血圧に対して、興味を持つことが治療の第一歩です。血圧が高いことを一人で悩まず、そのまま放置せず、早めの受診をお勧めいたします。

この記事を書いている人 - WRITER -
あなたの笑顔と健康のため検査のプロがお届けしています。 このブログは、医師・看護師・管理栄養士・診療放射線技師などから助言をいただきながら運営しています。
詳しいプロフィールはこちら

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

Copyright© 笑顔と健康の架け橋 , 2018 All Rights Reserved.