カルテ開示の方法と費用はピンキリだった!

現在では当たり前になったカルテ開示ですが、どのようなものかご存知でしょうか?

 

カルテ開示って、別に特別なことではありません。弁護士さんに頼まなくてもできるんです。

 

自分の入院記念に、カルテ開示をする人だっているんです。もっとカルテ開示について知ってください。

カルテ開示とは?

カルテ開示とは、簡単にいうと「カルテ内容の閲覧やカルテのコピー交付」を行うことです。

 

例をあげると、あなたが通院していた病院で撮影したレントゲン写真を知り合いの医療関係者に診せたいという場合や、入院中の経過を他の人に説明するためにカルテのコピーが欲しいという場合などです。

 

また、患者さん本人が自分の記念に保管したいといった場合でも開示ができるんです。

 

つまり、裁判などの公的な理由以外でもカルテの閲覧やカルテのコピーが必要となった場合に「カルテ開示」を請求することによりカルテのコピーなどが入手可能となります。

 

また、医療機関側からカルテの開示理由を聞かれることもありませんし、自分から言う必要もありません。

カルテ開示の背景にあるものとは?

カルテ開示には、個人情報の保護に関する法律(以下、個人情報保護法)が2005年4月1日に全面施行されたことにより、診療情報つまりカルテの内容などを提供する時には、従来からある「診療情報の提供等に関する指針」に併せて、個人情報保護法に則った対応が必要となりました。

また、法律により義務化されたことでどの医療機関においても開示請求が行えるようになりました。

なお、他医療機関を受 診する際にお持ちになる診療情報提供書(紹介状等)に も検査データや画像 データを同封することもあります。

 

しかし、それらは診療を行う際に必要なデータと医師が判断したものであり、 カルテ開示の対象とはなりませ ん。

手続きや費用は全国共通なの?

カルテ開示の手続きや費用は、残念ながらそれぞれの医療機関で異なってきます。開示請求する書類もバラバラで、費用もピンキリなのが現状です。費用は、コピー1枚で10円の施設もあれば1,000円の施設もあります。

 

大体、公的な医療機関であればコピー1枚で10~20円、CDになれば1,000~2,000円ぐらいが目安と思っていただいてよいと思います。経験上、個人の医療機関の方が公的医療機関に比べて高めなのが普通です。

 

また、実費とは別に開示手数料が発生することも忘れてはいけません。公的医療機関で1,000~2,000円は必要となりますが、これも医療機関で異なってきます。

 

なぜ、こういうことが起こるのかというと、早い話が法律で金額が決められていなくて、各医療機関で決めてよいことになっているからです。

カルテ開示はどのくらい行われているのでしょうか?

カルテ開示の件数ですが、当院を例にあげると年間平均20件程ですが、年々と上昇傾向にあります。

 

内容としては、画像データやカルテのコピーだけや診療記録すべてなど様々になっています。

 

また、カルテ開示のほとんどがコピーやデータ交付であり、閲覧は現在のところ5件しか行われていません。

 

この件数は医療機関のベット数に比例すると思われ、ベット数の多い医療機関ほど件数が多くなっています。

カルテ開示の手続きの現状は?

カルテ開示には手続きが必要となります。普通は、原則として患者さん本人からの請求であれば、カルテ開示の請求が可能となります。

しかし、「個人情報保護法」の観点から個人情報の漏洩(ろうえい)を避けるために慎重かつ厳格に手続きを行うため、請求の際には本人を確認できる運転免許証や健康保険証などが必要となります。

 

また、患者さん本人が請求できない場合にはその家族でも可能ですが、戸籍謄本などの書類が必要であったり、何系統までの家族でないとダメなどその医療機関で違いがあります。

 

また、最近までは直接医療機関を訪れて請求しないといけなかったのですが、段々と郵送でも可能な施設も増えてきています。

カルテ開示にかかる時間はどれくらい?

カルテ開示にかかる時間は、その医療機関によって異なってきます。ただ、ここでいえることは時間がかかるということです。今日行って、直ぐに行えるものではありません。

 

当院の場合ですと、請求日から起算して14日以内に通知するようになっています。

まとめ

カルテ開示は、特別なことではありません。自分のカルテ開示であれば、誰でも開示請求ができます。開示理由を言う必要もなく、聞かれることもありません。

 

また、カルテ開示は各医療機関で手続き方法や費用が異なるため、必ずTELなどで問い合わせをした方がよいと思います。

 

いかがでしたでしょうか?自分の入院記念や手術記念にカルテ開示をしてみませんか?

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