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医療費高騰から医療機関勤務者が見直すところとは?

2018/08/26
 
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私は某医療機関に勤務している臨床検査技師ですが、医療機関で働いていて良かったといつも思うことがあります。

それは、患者さんからの「ありがとう」という言葉をいただいた時です。患者さんの病気が良くなり、退院時にわざわざお礼に来ていただいた時には、ものすごく嬉しく思います。

その他にも、病院勤務で良かったと思うことがあります。

それは、自分が病気で受診する時です。

医療施設職員の診察時での利点について

医療機関に勤務している職員の利点といえば、何といっても待ち時間の間に自分の仕事ができるところにあります。

自分の順番が来るとTELで知らせてくれますので、診察室に行けばよいのですから待ったという感じはありません。

さらに、医師にわがままが言えるということです。シップ薬がほしいとか痛み止めがほしいなどかなり融通が効きます。これは、施設の規模が小さいほど融通が効きやすいのではないかと思います。

融通面に関しては他にも、受付時間が過ぎても診察してくれたり、診察日でない医師の診察が受けられたりもします。

しかし、これらはすべての施設に当てはまるというわけではありませんし、すべての医療従事者がそうしているわけでもありませんので、そこのところはご理解ください。

医療施設職員の診察時での欠点について

医療施設の職員は、重症を除いて患者さん優先ですので診察の順番が一番最後になります。欠点といえばこれだけです。

中には、職員といえども受け付け順に診察をしている施設もあるかと思います。

医療機関で働いているから高給取り?

世間一般の方から、「病院って給料高いんでしょ」ってよく言われますが、はっきり言って病院は給料安いです。ほんとうです。

どこの医療機関でも経営状態は悪く、いつ倒産してもおかしくない医療機関もあるのではないかと思います。

その原因は、保険点数の改正で保険診療をしていただける金額が低下していることにあります。

それでは、なぜ保険点数が下がるのでしょうか?

それは、医療費の高騰と2025年問題だと思います。

2025年問題について

現在の日本は皆保険制度で、病気をしてもケガをしても保険で医療を受けられ自己負担金も1割~3割ですみます。さらに高額医療制度もあり、どんなに高額医療を受けても一般での負担金は約8万円です。

この皆保険制度が、2025年には崩壊してしまう恐れがあります。この2025年には、団塊世代の人達が後期高齢者になり、さらに医療費が跳ね上がります。

もう保険料収入ではまかなえず税金を投入していますが、国にもご存知のとおり1,000兆円の借金があり余力がありません。

国が実施しようとしていることは

このため国が実施しようとしていることが、地域医療構想です。

地域医療構想の1つが、簡単にいうと高度急性期・急性期・回復期・慢性期に分けてその地域で必要となるベット数にするというものです。これにより無駄な医療費が削減できると考えられています。

ある日突然、あなたの近くの病院の入院設備がなくなるかもしれません。

2つ目が、在宅医療の整備です。在宅医療の方が入院医療に比べて医療費が抑えられると考えられています。

これには、家族の負担の軽減など地域ぐるみの支援作りが必須になります。

自分の行為を反省する!

医療機関に勤務していると、この医療制度の破綻や地域医療構想に関心がいってしまいます。そのため、最近になって思うようになりました。

医療機関に勤務しているから、ちょっとしたことでも診察を受けてしまう、頭が痛いからMRIなどの必要以上の検査をおねだりする、薬もあれもこれもともらう、これはNGだと気づきました。

このような行為自体が、医療費を上げている1つの原因だったのです。

一般の方に医療費がどうのこうのとか、2025年問題で医療制度が危ないとか言っても説得力がないです。まず、自分自身が自分の行動を改めないといけません。

まとめ

医療費の高騰や2025年問題に直面して、皆保険制度の継続のために医療施設の職員一人一人がこの問題を改めて考え直す必要があります。

そして、この問題を一般の方にも広く知っていただき、協力を求めていく必要があると思います。

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