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「がん」はどうして痛いのか、知ってますか?

 
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生涯で日本人の2人に1人は「がん」になると言われる時代になりましたが、「 がん」に対してどのようなイメージをお持ちですか?

「思いもかけぬ告知」や「辛い治療」、「最期の痛み」、このようなイメージをお持ちの方が多いのではないでしょうか。

その「がん」は、どうして痛いのかご存知でしょうか?

「がん」は、どうして痛い?

「がん」が痛い理由は、簡単にいうと癌細胞がドンドン大きくなって受容体という痛みの感じる場所を刺激するからです。当たり前じゃんと言われればその通りです。

たとえば、お腹の中に「がん」ができると、少しずつ大きくなり、周りを刺激したり圧迫したりして、「ズーン」と押さえられるような痛みや、「ギューッ」と 絞られるような痛みが出てきます。

それがだんだん他の場所、例えば骨に転移すると、その骨の部 分に「ズキッ」とした痛みが出てきます。また背骨の近くに転移すると、脊髄という神経の根元を刺激して、「ビリビリ」、「ジンジン」した痛みが出てきます。

このように、一口に「がんの痛み」といつても、いろんな種類があります。いろんな種類があるということは、いろんな治療があるということです。

「がん」はどんな治療をするのでしょうか?

「がん」の痛みをとる治療はどうするのでしょうか。「 がんの痛みをとるお薬」というと、一番最初に思い浮かぶのが「モルヒネ」ではないでしょうか。

このモルヒネには悪いイメージが付きまとって「モルヒネを使ったら、寿命が縮んでしまう」や「モルヒネ中毒になって、やめられなくなる」などと言われます。

しかし、これらはすべて誤解なのです。医師の処方のもとに適切な痛みの治療をすれば、決して中毒になることはありません。

その他にも、トラマドール、オキシコドン、フェンタニル、タペンタドール、メサドンなどがあります。

また、放射線治療や神経ブロックという治療を併せて行えば、モルヒネの量を減らしたり、止めたりすることもできるようになります。

また、今の医学では、モルヒネは最期の最期に使用するのではなく、痛みが 出始めた頃から使用すると、QOL(生 活の質)を高め、寿命の延長が期待できるようになると言われています。

医療用麻酔の副作用について

モルヒネなどの医療用麻酔には、悪心、嘔吐、便秘、眠気などの副作用もありますが、それらの副作用に対しては医師が最善な対処を行います。

モルヒネ以外の治療には何がある?

モルヒネ(医療用麻薬)の以外にも、がんの痛みを治療する方法があります。

がんの部分に放射線をあてる「放射線治療」です。最近は、骨転移に効果がある注射剤もあります。

その他、「神経ブロック」と言って、痛みを伝える神経の近くにアルコールやモルヒネを入れて、ピンポイントに痛みを緩和する方法もあります。

楽に生活するためにはどうすればよいのでしょうか?

楽に生活するためには、痛みをとることです。上記のように痛みの治療にはいろんな方法があります。これらを上手に組み合わせて、オーダーメイドの痛み治療を行えばよいのです。

「がんになる」こと自体が辛いことです。そして、その「がん治療」も辛いものです。しかし、痛みをとって少しでも楽に過ごせるようになると、治療も長く続けられます。

「がんは痛いものだから、しかたがない」や「モルヒネに頼るのは怖いから、我慢しよう」と思わずに、積極的に痛みの治療をすればよいのです。

まとめ

「がん」は増殖して痛みを感じる場所を刺激するから痛いのです。

「がんの痛み」は出始めの頃から「モルヒネ」を使用して、「放射線治療」や「神経ブロック」を組み合わせて上手に痛みを緩和すれば、QOLを高めることができ、寿命の延長が期待できるようになります。

詳しくは、麻酔科や放射線外来などの医師にご相談されることをお勧めいたします。

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