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生涯で乳がんにかかる確率は10人に1人だった?

 
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日本人の女性の場合、乳がんにかかる確率は約10人に1人といわれていますが、乳がんは早期発見、早期治療をすれば完治できる病気なのです。

日本の乳がんの患者さんの約80%が胸のしこりや痛みを感じて病院を受診されますが、約15%の人は無症状で検診やマンモグラフィー検査などで診断されています。

 

その乳がんの検査には、どのような検査があるのかご存知でしょうか?

 

今回は、乳がんの検査についてできるだけわかりやすくまとめてみました。

マンモグラフィー検査について

マンモグラフィー検査という言葉は聞いたことがあると思いますが、実際に検査を受けた方は少ないのではないでしょうか?

この検査は乳腺X線検査のことで、乳腺を挟みながら上方向や側面方向より撮影し15分ぐらいで終わります。この検査は、女性の診療放射線技師が担当している施設が多いようです。

挟む検査のため、はっきり言って少し痛い検査になりますが、あまりにも痛ければ診療放射線技師が調整してくれますので、我慢せずに申し出てください。

撮影された画像に乳がんの疑いの所見があれば、不整な白いものがうつります。

この白く撮影された組織を採取して、顕微鏡でがん細胞がないかどうか確認します。これが「細胞診検査」といわれる検査で、特別な資格試験に合格した臨床検査技師(細胞検査士)が携わっています。

乳腺エコー検査について

乳腺エコー検査(乳腺超音波検査)は、プローブという検査機器を乳房に押し当てて超音波の跳ね返りから腫瘍がないかどうか確認する検査になります。

検査自体は、15分ほどで終了します。また、痛みもなくマンモグラフィー検査のようなX線による被ばくもありません。ただ、特殊なゼリーを塗っての検査になりますので検査後はしばらくの間ネチャネチャします。

検査画像は、乳がんであればデコボコな円形画像の内部が不均一な濃度などにうつります。

この検査も特別な資格に合格した(超音波検査士)臨床検査技師が検査を行います。施設によっては、臨床検査技師以外の職種の人が担当している場合もあります。また、女性の検査者が担当している施設が多いです。

また、この超音波検査ではさらに造影剤という注射でより鮮明に分かりやすくする造影超音波検査を行う場合もあります。

MRI検査について

MRI検査は乳がんの存在診断を行ったり、乳がんがどこまで広がっているかなどを検査します。

この検査はうつぶせになって検査の途中に造影剤の注射を行って、注射の前と後を比較しながら診断をします。これが造影MRIといわれる検査です。

以上3つの検査での正診率は?

マンモグラフィー検査・乳腺超音波検査・MRIの3つの検査を組み合わせることによって、乳がんの正診率は約95%以上といわれ高い診断率を誇ります。

造影剤について

乳腺超音波検査やMRIで使用する造影剤ですが、これを使用する理由は簡単にいって乳がんをより鮮明に分かりやすく区別するためです。もっと分かりやすくいえば腫瘍を区別するために「色付け」をします。

しかし、この造影剤には副作用というものがあり、一番多いのがアレルギーです。卵アレルギーやそばアレルギーと同じと考えてください。

このアレルギーは、赤みや発疹、かゆみなど軽度なもので終わることがほとんどで自然と消えていきます。この場合には抗アレルギー薬を使用しないで様子を見ます。

しかし、ごく稀に重症化して命に係わることがあり、これをアナフィラキシーショックといいます。

このアナフィラキシーショックは、呼吸困難や血圧低下、下痢などを起こしますので、早い段階で治療する必要があるため検査中には患者さんの状態を確認しながらの検査になります。

万が一、アナフィラキシーショックが起こった場合には最善の治療を行いますので安心してください。ちなみに起こる頻度は、83万人に1人といわれています。

また、この副作用は検査後数時間で起こることもあるため体調がおかしいと思ったら遠慮せずに申し出てください。

センチネルリンパ節シンチ検査について

センチネルリンパ節シンチ検査は、少量の放射線を放出する物質を乳がんの手術前に注射しておいて、がんの近くのリンパ節の始まりを見つけて手術でこれを取り出して、がんの広がりを確認する方法です。

これでリンパ節への転移がなければ手術自体が早く終わります。ちなみの手術でリンパ節まで切除した場合には、採血や注射などは浮腫等が起きますので切除した側の腕からは一生できないようになります。

まとめ

乳がんは早期発見、早期治療で完治できる病気です。がん検診や自分で触って確認することもできますので、しこりや検診で異常を指摘された方は乳腺専門医の受診をお勧めいたします。

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