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腰痛予防には理学療法士の指導が必要だ!?

 
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厚生労働省が調査した2015年度の国民生活基礎調査によると、生涯で腰痛になる方は実に8割を超えるといわれています。

多くの方が腰痛を経験されていると思いますが、その原因には2通りあることをご存知でしょうか?

その1つが特異的腰痛で、もう1つが非特異的腰痛です。「はぁ?なんじゃ、それは」って思った方は、このまま以下をお読みください。

特異的腰痛と非特異的腰痛について

特異的腰痛とは、原因がはっきりとした腰痛のことです。たとえば、椎間板ヘルニアや脊椎圧迫骨折、脊柱管狭窄症などがこれにあたります。

非特異的腰痛とは原因がはっきりしない腰痛のことで、ギックリ腰や筋膜性腰痛などがこれにあたります。

この2つの原因の腰痛で、医療機関を受診する75%が非特異的腰痛といわれています。

特異的腰痛が原因の場合には医療機関での治療が必要になり、非特異的腰痛の場合には予防が重要になります。

非特異的腰痛は、生活習慣による日頃の姿勢や無理な姿勢での作業、加齢に伴う筋力の低下などが引き起こされる要因になります。

脊柱の構造について

脊柱は頸椎(7個 )、 胸椎(12個 )、 腰椎(5個)が縦に連続して多くの筋肉や靭帯によって支えられています。 横から見ると全体的にS字状のカーブを描いており、 頸椎と腰椎では前に胸椎では後ろに凸となっています。

このS字構造は「生理的彎曲」と言われ、体をバランス良く支えるために必要です。

また、体の曲げ伸ばしやひねりの動作など複雑な運動が可能となり、脊椎にかかる荷重や歩行時の衝撃をやわらげる効果があります。

腰痛の原因と対処方法について

生理的彎曲の維持

生理的彎曲は主に体幹の筋肉によって支えられていますが、加齢などにより筋力が低下して筋力で支えられていたものが骨性の支持に代わるようになります。

これにより、S字カーブの彎曲が減少して脊柱の柔軟性が低下して腰痛が引き起こされることがあるため、生理的彎曲の維持が必要となってきます。

股関節の柔軟性

その他にも股関節が重要になってきます。腰と股関節は一緒に動くことが多いため股関節の運動できる範囲により腰への負担が増してきてしまいますので股関節の柔軟性が大事になります。

そのため、股関節周囲の筋カトレーニングやスト レッチの実施などが重要になります。

心理的ストレス

医療機関を受診して思う通りに改善しなかったりすると、心理的ストレスが溜まって腰痛に悪い影響を与えると考えられていますので、適度な運動(有酸素運動)などをすることによって心理的ストレスを軽減することができます。

無理な姿勢や不良な姿勢

脊柱を構成する椎骨の間には椎間板といわれるクッショ ンがあります。無理な姿勢や不良姿勢により圧力が均一にかからなくなると椎間板が変性し椎間板ヘルニアを引き起こす可能性もあります。

そのため、長時間同じ姿勢での作業や腰を曲げた姿勢で重いものを持ち上げないなどの動作の見直しが腰痛予防に有効と思われます。

加齢によるもの

加齢により骨粗鬆症を伴うと圧迫骨折などを発症する危険性も高まります。

職場での腰痛予防について

産業分野での腰痛予防が注目されています。

厚生労働省 の「職場における腰痛予防対策指針」を受けて労働者などに対してストレッチや腰痛予防体操の指導、作業環境見直し等の労働衛生管理の提案を行っている医療機関もあります。

運動は体に良いと頭ではわかっていても一人で継続していくのは難しいという方も多くいるのではないでし ようか?

そのため、職場など集団で取り組むことは非常に重要と思われます。

非特異的腰痛には理学療法士による指導が必要?

非特異的腰痛は、個人的環境などにより原因が違ってきます。そのため一般的な体操などでは効果がでない場合もありますので、理学療法士による指導が重要だと私は思います。

まとめ

腰痛の原因には特異的腰痛と非特異的腰痛の2つがあり、特異的腰痛は病院への受診が必要で非特異的腰痛は予防が大事になります。

また、非特異的腰痛には個人的差があるため理学療法士による指導が重要と思われますので、医療機関で相談されてみてはいかがでしょうか?

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